APBTスタンダードとは? | アメリカンピットブルテリアのGlory Taz's

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GENERAL APPEARANCE 『外見』
APBTは中型で 頑丈なつくり、つやのある短毛を持った犬種で、発達した筋肉をそなえてる。体高よりも ごくわずかに長い胴体を持っており また牝は牡よりも胴体が長いことが見られる。前足『ひじから地面までの長さ』は馨甲部『肩甲骨の隆起部』でほぼ体高の半分の長さ。頭部は中型で広く平らな頭蓋を備え、さらに広くて深いマズル『鼻ずら』を持っている。耳は小型から中型で頭部の高い位置にあり、自然でも断耳されていても良い。比較的短い尻尾は低い位置にあり 根元で太く先に行くほど細くなっている。APBTには、総ての色 体の模様が表れうる。この犬種は、力強さと運動能力 優雅さと機敏さを持ち合わせており、大きすぎて扱いにくさを感じさたり 筋肉のみや骨格のみの成長に束縛されたり痩せすぎに見えてはいけない。
CHARACTERISTICS 『性質』
APBTの本質的な性格は力強さ、信頼そして生命力である。この犬種は喜ばせる事に熱心で溢れんばかりの熱意を注ぎ込む。APBTは 家族の素晴らしい一員となり,又 常に子供への愛情で知られている。ほとんどのAPBTは犬としての積極性をみせ、又 肉体的な強さからAPBTは、社会性と服従の訓練を行うオーナーを求める。犬種に備わる敏捷さは、イヌ科の中でも最高の登板力を生み出すので この犬種に充分な垣根が必要である。 APBTは番犬としては最良とはいえない。なぜならあまりにも友好的見知らぬ人にさえも友好的なのである。人間に対する攻撃性は、この犬種の個性ではなく 大変望ましくない。この犬種はイベント等で素晴らしい活躍を見せるが、それはこの犬の知的レベルの高さと、働こうとする意思の強さを示している。APBTは常に幅広い種類の仕事がこなせる犬種であり、この犬の欠点の誇張がいかにこの犬有望多才さを妨げるかに比して 欠点の誇張は罰せられるべきである。
HEAD 『頭部』
APBTの頭部は独特で この犬種の鍵となる本質である。大きく 広く 偉大な力を感じさせるが身体の大きさと釣り合いが取れている。前から見ると 幅広の緩やかなくさび型だ。横からは頭蓋とマズルが平行で くっきりとした比較的深いストップ部分で繋がっている。両眼にかかる眼窩上のアーチ部分は、くっきりとしてるが 目立ち過ぎい。頭部は,力強さ、優雅さ、そして気骨がよく混ざり合い彫り深い。
SKULL 『頭蓋』
頭蓋は大きく 平らか若干丸くなっており 耳の間で広く 奥行きがある。上部から見ると頭蓋はストップに向けて若干細くなっていく。中央に位置する深いくぼみががあり ストップから後頭部にかけて浅くなっていく。ほほに筋肉は卓越しているが しわが無い。犬が集中している時 前頭部にしわが出来、APBT独特の印象を与えている。
MUZZLE 『マズル』
マズルは広く 奥行きがありごく僅かストップから鼻にかけて 細くなっている。さらに両目の下で離れていく。マズルの長さは頭蓋よりも短く 約2:3の比率である。マズルの上面は真っ直ぐである。下部の顎はよく発達しており 広く奥行きもある。唇は綺麗でしまりがある。
【欠陥】 切り取られたようなマズル。 垂れ下った 弱い下顎。
TEETH 『歯』
APBTは等間隔に並んだ 鋏状咬合『シザーズバイト』する白い歯を揃えている。
【欠陥】  レベルバイト『口を閉じた時 上顎と下顎の切歯が万力のように接する咬合。
【重大欠陥】 オーバーショット『上前歯の飛び出し』及びアンダーショット『上前歯の引っ込み』ゆがんだ口、歯の欠損『この欠損は獣医によって取り除かれた歯には当てはまらない。』
NOSE 『鼻』
鼻は大きく 幅広で,鼻孔が開いている。何色でも認められている。
EYES 『目』
目は中型で、円形からアーモンド形、頭蓋の下部に離れてある。青『重大な欠陥』を除く 総ての色が、等しく受け入れられる。瞬膜が見えてはいけない。
【重大欠陥】 飛び出した目 両眼の色の異なり 青い目
EARS 『耳』
耳は頭部の高い位置にあり、自然でも、断耳されていても等しく良い。自然耳なら 半直立耳 『直立した耳の先端が前方に折れている。』
ローズイヤー:折れた耳が好まれる
直立耳、平らな耳:幅広の耳は好ましくない。
NECK 『首』
首は中ぐらいからの長さで、筋肉質である。首筋は緩やかに弓形。首は頭蓋と接するところから、なだらかな背中に変わっていく所に向けて緩やかに太くなっていく。首の皮膚はピンと張っており たるみはない。
【欠陥】 短すぎる首・太すぎる首・細い首・弱々しい首・雌羊のような首・たるみのある首
FOREQUARTERS 『前脚部』
肩甲骨部分は長く 幅広で 筋肉質であり なだらかなである。上膊骨『上腕』は、ほぼ肩甲骨と長さが等しく ほぼ直角に接合している。前足は力強く筋肉質である。 両肘は胴体の近くにある。正面から見ると、前足は程よくはなれており 地面に対して垂直である。パスターン『ひずめとくるぶしの間』は短く、力強く、真っ直ぐで柔軟性を持つ。横から見ると パスターンはほとんど隆起している。
【欠陥】 真っ直ぐすぎたり 折れ曲がっていたりする肩 肘が外側や内側にまがっているもの。パスターン『ひずめとくるぶしの間』が着地しているもの。前足の反り 足首の前傾もしくは垂直 内向き,外向きのつま先。
BODY 『胴体』
胸には、奥行きがあり隙間が無く 程よく幅広く 心臓と肺の為の充分な空間があるが、胸はその奥行きよりも 幅が広くてはいけない。前胸は肩の部分よりあまり前に出ない。助骨は、背骨からよく伸び しなやかであり 肘まで伸びる奥行きのある胴体を形成する為、平らになっている。背中は 力強く しっかりしている。トップラインは『背線』は馨甲部『肩甲骨の隆起部』から 広く力強い平らな背中に向けて、緩やかに下降している。腰は短く 筋肉質で緩やかに臀部の上部にむけて湾曲しているが、わき腹の骨格よりも細く、程よいタックアップ『巻き上げ』を伴う。 臀部は緩やかに下降線を描く。
HINDQUARTERS 『後脚部』
後脚は力強く 筋肉質で、程よく広い。 尻肉は尻尾両側まで隙間なくあり 骨盤から股まで奥行きを持つ。 骨格 角度 筋肉の発達は 前脚部との釣り合いが必要。大腿部はよく発達し太く簡単に見分けられる筋肉を持つ。横から見ると ホック『飛節』間接が、充分に曲がり 後ろのパスターン『ひづめとくるぶしの間』は充分に下に降り、地面に対して垂直である。後ろから見ると 後ろのパスターンは真っ直ぐで、互いに平行である。
【欠陥】 狭い後ろ足。骨盤から股までが浅い後ろ足。筋肉の欠如 真っ直ぐか、過度に曲がった膝関節。牛の様なホック『飛節』、鎌状のホック、O脚。
FEET 『足』
足は丸く 犬の大きさに比例し,充分に反り、しまりがある。 パッド『着地部』は硬く丈夫で弾力性に富んでいる。 デュウクロウ『狼爪』は、除去してもよい。
【欠陥】 外広がりの足。
TAIL 『尾』
尾はトップライン『背線』の自然な延長線上にに位置し、先に行くほど細くなっている。犬が落ち着いてるときは 尾は垂れ下り ほぼホック『飛節部』まで伸びている。犬が移動する際には 尾は背中の線と水平である。 犬が興奮したとき 尾は隆起し 高い位置にあるが『チャレンジテイル』、背中の方に巻き上げられてはいけない。『ゲイテイル』
【欠陥】 長い尾『尾の先端が飛節部を超えるも』
【重大欠陥】 ゲイテイル『チャレンジテイルと混合しない事』捻じれた尾。
【失格】生まれつき尾の無いもの。
COAT 『被毛』
被毛は多く 艶があり 滑らかであり 程よく硬い手触りがある。
【欠陥】 巻いていたり 波打っていたり もしくは まばらな被毛。
【失格】長毛。
COLOR 『色』
総ての色 総ての模様 または、色の組み合わせが受け入れられる。
HEIGHT AND WEIGHT 『体高と体重』
APBTは力強くかつ俊敏でなければならないので 実際の体重や体高は 正しい体重と体高の比率ほど重要ではない。望ましい体重は、成長した健康な雄で、35ポンドから60ポンド(15,89Kg~27,24Kg)また成長した健康な雌は30ポンドから50ポンド(13,62Kg~22,7kg)が望ましい。これより重い犬も 均整が取れないほど重いか、ひょろ長い以外は罰せられない。
GAIT 『歩様、歩きぶり』
APBTは,溌剌と自信を持った態度で、常に新しいもの、わくわくさせてくれるものに出会おうとしている。印象を与えながら移動する。早足になると足取りは楽になり、スムースで、力強く、よく揃い、前によく伸び 後ろ足で駆る。 移動中は背中の線が水平で、しなやかさを示す様に僅かに、曲がる。どこから見ても 足は外にも内にも曲がらず、交差せず、足同士が邪魔をしない。スピードが,増すに従い 足は重心線の方向に纒まりがちである。
【欠陥】 同じ水準で動かない足。伸ばしすぎの足。前もしくは後ろで交差する足。前足に近ずきすぎるか、くっつく後ろ足。よれる足取り。うろうろ歩き。忍び足。横滑り。乗用馬のように前足を持ち上げる。のそのそ歩き。
DISQUALIFICATIONS 『失格』
ひとつもしくは両方の無睾丸性、悪性、もしくは 極端な羞恥心、片方もしくは両方の聴覚障害、生まれつきの尾無しや白化症。
覚え書
ある程度の積極性はこの犬種の特徴ではあるが、UKCのイベントにおいて、取扱者は犬の気質に関する“UKC”のポリシー『方針』に従う事が求められる。

点数の配分

外見、個性、服従
20点
頭部、マズル、目、耳
25点
首、肩及び胸
15点
胴体
15点
脚と足
15点
尾、被毛、及び色
10点
合計
100点